ネットで検索すると、パパ活サイトでは、女性からのデート援の募集の書き込みも多くみかける。
けれども、安易にデート援の募集をパパ活サイトに書き込むのはとても危険だ。デート援をするくらいであれば、きちんとしたパパをみつけるパパ活を行ったほうが安心だ。その違いは一体どこにあるのだろうか?今回はその理由について紹介する。
パパ活とデート援の違いについて
デート援の恐ろしい実態
まず、デート援に関しては性行為を伴わないので、アルバイト感覚で掲示板に書き込みをする女性が増えている。未成年の女性であっても、気軽に掲示板に書き込みをしているのをみかける。
昨年から未成年のデート援に関して、警察が補導を強化していて、掲示板にデート援を募集している未成年に対して、デート援に応じるフリをして、そこにいた未成年を補導するというケースが増えてきているのだ。
さらに、デート援に関して、女性側も前払いや密室や手つなぎNGなどと掲示板に事前に女性の条件を明記しているから、その条件にあった人が来ると安心してしまうというところも要注意だ。
実は、デート援の一番恐ろしいポイントは、性行為はないと思って女性側はデートに行っているが、いくら、個室NGと書いてあっても、「ちょっと水族館まで車で移動しよう」などと移動手段として、車を提案されて、結果的に密室になってしまうというような状態になると、何をされるか分からないというところにある。男性が一人ならまだしも、車に乗ってしまったら、中に複数人の男性がいるという恐ろしいケースもある。
このように、性行為のないデート援だと思って行ったら、結果的に性犯罪に巻き込まれてしまうこともあるのだ。
自分が望まない性的な行為をされてしまう性犯罪は、妊娠や性病などの身体のリスクも大きいのだが、女性の場合はその後の精神的な傷がとても大きい。
その後、性犯罪時の恐怖がトラウマとなり、外に出ることが出来なくなってしまった女性や愛する男性ができても、その人と性行為ができず、結婚することもできずに悩み続けている人も少なくないのだ。性犯罪は女性の人生に大きく影を落とすことになる。
特に、未成年の場合は、その後の対処ができなくて泣き寝入りしてしまう人が多かったり、学生というブランドがあるので、このような性犯罪に狙われやすい。未成年がデート援をアルバイト感覚で行うと、一生心と身体に傷をつけてしまうことがあるので絶対にやってはいけない。
パパ活について
デート援と違って、パパ活というのは、はじめに面談をするケースが多いのが特徴だ。まずは男性とお茶や食事などをして、お互いに好意がもてるのか?どうか?定期的に一緒に会ってデートができるか?というところを確認し合える。
特に女性の場合は、生理的にうけつけない男性というのも存在しているので、いくらお金をくれようとも生理的に無理という男性とその後会うというのは苦痛になってしまうということも、面談の時点で判断することができる。
事前に男性と面談をして、お互いに了承がでた段階で、男性と定期的に会い女性は自分の夢や通いたい学校の資金などを男性に援助してもらう。
まずは男性と会って、お茶などをしながらその後どのような形で男性に援助をしてもらうのか?自分は何までなら大丈夫で、どういうことをされたら嫌なのか?女性側がはっきりと意思表示を直接男性と会ってするので、相手の男性の正しい反応もそこで判断することができる。
また男性は、女性の要望を聞いて、実際に容姿や性格をみて”この娘を助けたい”と思った時に、どの程度の金額を毎月支払うのか?という事を提示する。
例えば月2回会って一緒に食事をして、食事をする前にその日のお金を事前に支払うようにする。性行為はしないし、二人で個室に入ることや車での移動には応じないなど、事前に二人が納得する内容を二人で事前に話し合える。
あくまで最初は面談なので、喫茶店でお茶をして話しましょうなどと他人の目があるところできちんと話し合いができ、その場で密室に連れ込まれるという危険性もなく実際会ってきちんとしている男性か?という見極めができるのだ。
パパ活とデート援の違い
このように、パパ活というのは、事前に会って人として判断して、女性も男性もこの人であれば信頼ができると思えた時に関係がはじまる。その為、女性も主体的に男性を選ぶことが可能になる。
けれども、デート援というのは、『いくらでどこでデート希望』というように、事前に女性が掲示板に場所と金額と時間と自分の容姿や年齢などを先に書き込んでいて、それをみていいなと思った男性がその女性に書き込みをして、デート援を行うことになる。
つまり知らない人と突然その場でデートをしてお金をもらうことになり、また男性は事前に掲示板に書き込まれた女性の容姿や年齢をみて判断してオファーするが、女性側は日付や場所を提示していても、どのような男性が良いのか?自分から細かく選ぶということはほとんどない。男性側の一方的な判断でデート援は成立してしまうのだ。
また、パパ活はパパとして一緒に自分の夢を本当に応援してくれる人なのか?という事を面談で見極めることができるが、デート援の場合は、女性の書き込みも、アルバイト感覚で簡単に考えているので、『明日新宿で15時からデート援をしてくれる男性を探しています。私のスペックはここに書いてあります』というように近日中の予定を書き込むので、男性とのやりとりもほとんどなく、実際にデート援当日に、男性と会うことになってしまう。
また女性も(1日だけだから)と考えて、男性が送ってくる文章などでそこまで見極めようという警戒心がなくなってしまうのだ。
このように、パパ活はまず人ありきで、お互いがお互いを良いとおもって、関係がスタートするのに対して、デート援は女性の料金や場所と時間といった端的な書き込みに対して、男性が女性を選んでいて、人ありきよりも、場所と金額ありきで決まってしまうので、実際にあってみたら、変な人で、『条件に違反したらお金も返さずその場で帰ります』と書いてあっても、男性側も女性に逃げられないように巧妙な手口を使って犯罪に巻き込もうとしてくる。
デート援の方が、女性が男性に対して警戒心がないことも犯罪が増えている理由にもなっている。